GKBC(Ginza Kansei Bunraku Club)Ⅱ
2014年9月9日更新
人形ならではの振りが美しい「酒屋の段」と
素晴らしい料理の数々に感動!
「東京から文楽を楽しく盛り上げる」をコンセプトに始まったGKBC。9月の文楽東京公演に合わせて、第2回が8月31日に開催されました。稽古でお忙しい中、人形遣いの桐竹勘十郎さん、吉田勘彌さん、桐竹勘次郎さんにお越し頂きました。
まずは勘十郎さんから文楽の成り立ちや人形のこしらえ方、首(かしら)の材質や仕掛けについてなどをユーモアも交えて、わかりやすくご説明頂きました。勘十郎さんの解説は文楽初心者だけでなく、長年の文楽ファンの方も必見です。
そして、人形遣いのお三方による「艶姿女舞衣」の「酒屋の段」。「今頃は半七っつあん…」の台詞でもおなじみです。Ginza Kanseiの店内に掛けられた「茜屋」の暖簾からお園が顔を出すと、フレンチレストランが一瞬で文楽の小屋に! こんな間近で文楽を観る機会は本当に貴重です。パリから参加されたお客様も含め、皆様大喜びでした。
GKBCのために坂田幹晴シェフが用意してくださる料理も絶品です。今回、坂田シェフが取り寄せたのは生命力あふれる海老原ファームの「エビベジ」やその日イタリアから届いたばかりのボルチーニ茸、大分産ムール貝、新潟の山古志牛など。国内外の厳選素材を坂田シェフが腕によりをかけて、素晴らしいコースにしてくださいました。
文楽の将来や海外公演について、修業時代のお話など、人形遣いのお三方を囲んで様々な話題で大いに盛り上がった第2回でした。
〜第2回GKBC メニュー〜
◎かぼちゃのポタージュ 新潟産枝豆添え
◎夏野菜盛り合わせ 糸瓜 3尺ササゲ アスパラガス オクラ ツルムラサキ モロッコインゲン ゴボウ ミョウガ 自家製ピクルス 冬瓜のジュレ添え
◎イタリア産フンギポルチーニのロースト 赤じゃがのピュレ ルッコラ添え
◎大分産大粒ムール貝のマリニエール岩手県産雑穀ご飯添え
◎新潟県山古志牛サーロインの炭火焼き 茄子、パプリカ添え
◎岩手県産スイカ ブルーベリー 山梨産ピオーネ スミフル産バナップル パパイヤ パパイヤのアイスクリーム添え