近松研究会2

2017年8月30日更新

 

 

 

 

近松研究会、第二回目は、鶴澤燕三師匠と前回に続き近松研究で著名な鳥越文蔵先生、お二人にご登壇いただきます。
11月上演される「鑓の権三重帷子」に加え、燕三師匠の復曲を済まされた「出世景清*」を取り上げ、弾き語りを交えて鳥越先生とお話をして頂きます。
(限定40名様の会です)

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第2回 近松研究会2
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【日時】10月9日(月・祝) 13:00~15:00 (開場15分前)
【会場】御会所 心音(ごかいしょ こころね)

/////////東京都中央区築地4-2-11新橋演舞場別館  地下
////////(エレベーターの備え付けはございません)
【参加費】3,500円 (全自由席)    40名様限定/

【予約】下記URLよりお申込みください
・・・・予約URL こちらをクリック【予約】
★重要★
 ご住所、お電話番号を必ず備考欄にご記載ください。
 ご予約後、事務局よりお返事いたしますが、
 office@labunraku.jp よりのメール受信が可能になるようご設定下さい。
 ご入金頂いた時点でご予約が確定となりますので予めご了承ください。


*「出世景清」は、竹本義太夫が大坂道頓堀に竹本座を創設した1684年、その翌年1685年に近松門左衛門が竹本義太夫のために書き下ろし、上演された浄瑠璃の記念碑的作品です。
竹本義太夫は、京都の浄瑠璃語りである宇治加賀掾のもとで修業をしていたころ、近松門左衛門も宇治加賀掾のもとにいて「世継曽我」を書きました。その後、竹本義太夫は加賀掾の元を離れ竹本座を立ち上げます。近松門左衛門もその旗揚げに参加し、竹本義太夫は「世継曽我」を語り評判となりますが、「世継曽我」は宇治加賀掾が先に演じたものであり、近松は竹本義太夫の為に「出世景清」を書き下ろしました。この作品は新しい浄瑠璃の誕生といわれ、この作品より以前の加賀掾らが語ったものを「古浄瑠璃」と呼び、「出世景清」以降の浄瑠璃とは区別され、強い影響を浄瑠璃の世界に与えました。
この作品の再演をと、鳥越文蔵先生のもと、鶴澤燕三師匠が復曲を行い、2018年7月に、近松所縁の地と言われております山口県立劇場ルネッサながとでの上演が決まりました。

近松門左衛門※文化デジタルライブラリー
http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc13/index.html

[出演者プロフィール]
鶴澤燕三
昭和34年、神奈川県生まれ。昭和52年、国立劇場文楽第4期研修生となる。同54年4月、五世鶴澤燕三に入門、鶴澤燕二郎と名乗る。同7月に大阪朝日座で初舞台。平成18年4月、「ひらかな盛衰記~松右衛門内より逆櫓の段~」で六世鶴澤燕三を襲名。昭和61年、国立劇場文楽賞奨励賞、同62年、大阪文化祭賞奨励賞、平成12年、大阪舞台芸術賞奨励賞、同25年、日本芸術院賞など多数受賞。

鳥越文蔵
1928年長崎県生れ。早稲田大学名誉教授。早稲田大学坪内博士記念演劇博物館館長を経て現在顧問。
早稲田大学文学部卒、同大学院修士課程修了。近世演劇専攻。92年「元禄歌舞伎攷」(八木書店)で芸術選奨文部大臣賞受賞。97年紫綬褒章受章。歌舞伎学会初代会長。「日本古典文学全集 近松門左衛門集」全三巻(小学館)校注・訳を担当したほか、「パリ国立図書館蔵古浄瑠璃集」(校倉書房)、「近松門左衛門虚実の慰み」(新典社)など編著書多数。



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